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濁流のような日々の中で

イベントを走る 

○2017艦これ冬イベを走る
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今回の冬イベは【全海域甲クリア】【全ドロップ艦確保】の二目標共に失敗する形となりました・・・。

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藤波は確保できましたが、伊13堀が地獄どころの騒ぎでは無いぐらい沼りました。
丙掘りで100~150周程度周回しましたが、イベント終了日までに出ず確保に失敗・・・。

島風・雪風・天津風・時津風が各4~5人程度ポコシャカドロップして、萩風・嵐・初風・阿賀野が2人、能代・が1人、挙句の果てに秋津洲の2人目までドロップしたものの、結局邂逅ならず。

いつぞやのグラーフ掘りや親潮掘りも大概沼ってましたが、今回は過去最大級の沼りっぷりでしたね・・・。
「まーイベ終了まで3日あるし、明日伊13確保して明後日にE3甲クリアだな」と舐めていたのもマズかったですね。
何分時間が無い中での参戦だったので、色々と手を抜き過ぎました。そのせいでご覧の有様だよ!

ギミックが【解除することで戦略の幅を広げる】為に実装されているのではなく、イベントの難易度を【解除することを前提とした難易度】に設定する為に実装されていたり、クソ面倒臭い輸送作戦+丙掘り妨害+連合艦隊+基地航空隊というつ誰得要素てんこ盛りだったりで、今回もイベントを楽しいと全く思えませんでした。

が、それでも艦娘はかわいい。

なので次回は全力でイベントに挑みます。
例えそれが苦行であっても、ここまでプレイし続けたので今更止められないのです・・・。




○人理修復、そして新宿へ
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艦これのイベントせずに何してたのかというと、Fate/Grand Orderのイベントやら最終章・新章の攻略やら種火・宝物庫・素材集め周回してました・・・。

FGOはリリース当初に事前登録までして参加したりしていたものの、ゲーム自体の出来が余りにも酷かったせいで、半ばブチギレながらスマホから削除して、今の今まで意図的に無視するようにしてましたが・・・Fate/EXTELLAのアルテラ関係の設定がある為にFGOをいよいよ無視できなくなったことと、ネット上でたまたま見てしまった最終章の評判の良さに釣られてしまい、今年の1月に新しく始めました。


・現在のマスタープロフィール状態
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・現在の召喚状況
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最初期のアレっぷり(一度カードを選択したら選択解除できない・種火、素材が全然落ちない等)が記憶にこびり付いていたので、結構不安を持ちながらのスタートとなりましたが、結局この不安は杞憂に終わりました。管理人が(意図的に)FGOから離れていた1年と数ヶ月の間に滅茶苦茶改善されていてビビりましたね・・・。各サーヴァント毎のスキルや相性・バフ効果などの組み合わせを上手いこと考えて、獲得NP量や獲得スター量を手元のカードの切り方で調整し、敵を如何に効率よく屠るか考える・・・Fate/EXTRAシリーズの【三すくみ戦闘システム】をさらに発展させたようなこのシステムが、プレイしていて凄く面白いんですよね。リリース当初と違って実装されているサーヴァントの数が段違いに増えたということもあるのでしょうが、とにかくゲームの根幹部分の面白さが最初期とは段違いでした。細々した部分の改善(LVアップ後のAP持ち越し等)も痒い所に手が届く感じがして凄く良かったです。そして何よりもストーリーが良いんですよね・・・一部の章は「これはちょっと・・・うーん」となってしまいましたが、6章・7章・終章が滅茶苦茶面白かったので全てチャラですよチャラ!

各章の管理人の感想は以下の様な感じになります。


・特異点F:炎上汚染都市冬木
馴染み深い冬木市がとんでもない状態になってて「あ、これ自分の知らないFateだ・・・」と一発で認識させられるので、Fate新作としてのの最初のステージとして最適の舞台設定だと思います。ただ、何があってそのような状態になったのかといった、バックボーンとなるストーリーが皆無に近く、チュートリアル以上の役割が果たせていないのが残念でした。

・第一特異点:邪竜百年戦争オルレアン
出会ったサーヴァントとの交流が楽しい章でした。道中でのキャラ通しの掛け合いが中々に面白く、ラストのちょっとしたどんでん返しも含めて、全体的にバランスが取れている章だと思います。ただ、竹箒日記にて製作者(きのこ)本人が語っている通り、ソシャゲ的なストーリー進行が悪目立ちしている点については余り良い印象を持てませんでした。【会話始まる→敵が来て会話中断】のパターンの何と多いことか・・・。

・第二特異点:永続狂気帝国セプテム
「赤王かわいい!」以外の感想が出てこない章でした。この章のストーリーは正直面白いと思えなかったです。

・第三特異点:封鎖終局四海オケアノス
キャラの立っているサーヴァントが数多く出てきたこともあり、ストーリー的な起伏は余り無いながらもそこそこ楽しめた章になりました。メディアリリィさんの何と怖いことか・・・。

・第四特異点:死界魔霧都市ロンドン
登場サーヴァントの掘り下げが全くされないまま退場するパターンが非常に多いのが目に付く章でした。道中の会話や話の流れもイマイチの一言。ラストに出てきたボスに対するモードレッドの反応が余りにも軽薄すぎて絶句しましたよ・・・いやいやもうちょっと反応しようよ君!?ってなりましたよ。おまけに、舞台のロンドンは時計塔の総本山、そこに出てくる円卓の騎士!ジャック・ザ・リッパー!等々・・・ストーリーを面白くする美味しい材料は沢山あるのに、ライターの実力不足のせいで闇鍋になってしまった感じがしてならない章でした。

・第5特異点:北米神話大戦イ・プルーリバス・ウナム
お祭り感が凄い章でした。管理人的にはスカサハ師匠のイメージが結構変わった衝撃の一章でもあります。

・第六特異点:神聖円卓領域キャメット
今まで余りされていなかった円卓勢の掘り下げがされているというだけで大満足ですが、全編通して非常にシリアスな展開が多いのがツボりました。そして最後のとあるサーヴァントの話が・・・竹箒の6章/Zeroも含めて考えると、FGOの中で管理人が一番好きな章です。

・第7特異点:絶対魔獣戦線バビロニア
ウルクで王様をしていた時のギルガメッシュに会えるというだけでポイント高いですけど、今まで描かれてこなかった(fakeを除くと)英雄王とエルキドゥの関係が描かれたり、Fate史上最強クラスの敵の登場とそれに対抗する為の集団戦の様子がとにかく熱かったりと、完成度の高さが際立っている章でした。絶望させられたり熱くさせられたり感動させられたりと、とにかく楽しい1章でしたね。

・終局特異点:冠位時間神殿ソロモン
馬鹿みたいに泣かされた章でした。とある伏線の回収っぷりが見事過ぎてもうね・・・。
色々あったけどFGO初めて良かった、と誰もが思える章と言って過言ではありません。

・悪性隔絶魔境:新宿
ユニークなキャラが多くてキャラ同士の掛け合いが楽しい(黒王と邪ンヌは特に)1章でした。
ストーリーのテンポも良く、真名が分からないという要素もいい感じにストーリーに組み込まれていて、
最初から最後までノンストップで進めたくなる程度には話に引き込まれた章でした。


FGOプレイをきっかけに型月熱は見事に再燃。管理人のチョロさを証明されることとなりました。
次のピックアップは回すかどうか微妙な所ですが、その次のピックアップはどうなることやら。
新宿での活躍・・・というか、黒王とのやり取りがすっごく良かったので早く邪ンヌをお迎えしたい・・・。


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邪ンヌが来たら、必ずお迎えします。

category: ゲーム関係

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艦これ2016秋イベント完(※新艦ネタバレ画像注意)  

○E5甲完了
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ゲージ破壊はあっさり終了

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尊い



○ドロップ状況
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E5甲ボスマス堀兼サラ姉育成ツアー戦果リスト

前回のイベント程ハマりはしなかった為、ストレス的な面ではまだマシなイベントでした。E5甲よりE4甲の方が数倍難しい海域になっていたのは控え目に言っても意味不明でしたが・・・ともあれ、今回は戦果的にはかなりグレイトな結果となりましたね。全海域ALL甲クリア達成及び、イベントクリア報酬艦『Saratoga』と新規ドロップ艦の『山風』『朝風』の確保、さらに2人目のプリンツをお迎えすることができました。E4甲・E5甲共に、大和型を基幹とした最重量編成でのクリアは断念し、最短編成でのクリアとなったことは少し悲しかったです。各所で「凶悪」と定評のあるE4甲は確かに凶悪でした・・・というか、この海域作ったデザイナーは馬鹿なんでしょうか?複数のフラヲマスにル級×4のマスを超えさせれた挙句、燃料ペナ発生状態で連合組んだ敵が出てくるボスマスのボスを仕留ないとクリアできないのが、運ゲーの極みって感じがして非常にイライラします。

E5甲は長門を抜いたクロスロード組で敵をボコボコにするだけの簡単なお仕事でした。腐っても甲なので大破撤退こそあるものの、ボスマスまで行けば確実にゲージは削れました。(装甲破砕ギミックは未解除)サラ姉の育成にもってこいの海域(連合艦隊+基地航空隊の圧倒的資源消費量さえ除けば)というオマケまで付いてますし、そういう意味では"楽園"でしたね・・・。先にクリアしてから朝風掘りをスタートさせましたが、8周目のA勝利時にあっさりドロップしたので以降はサラ姉の育成目的で周回。あわよくばプリンツ2人目ゲットしたいな~と思っていましたが、何の因果かボーキ燃え尽き寸前でドロップ。計36周でドロップできたのはかなりの幸運だったと思います。サラ姉のレベルが36周目の時点で70に達したのと、ボーキ残量が完全に危険水準になった為、イベント海域への出撃は本日で終了。結果だけ見れば良いイベントだったと言えますが・・・いつになったらイベントをプレイしていて「楽しい」と思えるようになるのやら。次は今回のようにはいかないでしょうね・・・。

category: ゲーム関係

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艦これ2016夏イベント完(※新艦ネタバレ画像注意) 

○E4甲終了
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ラスダンは北上様の夜戦連劇で〆

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『中規模』の定義とは・・・って感じのイベントでした。イベント海域の数こそ確かに"中規模"でしたが、各海域の難易度が控え目に言ってもちょっと頭おかしかったですね。前のイベントで基地航空隊が嫌いになりましたが、今回のイベントで"毛嫌いする程"嫌いになりました。あれだけボーキ消費させといて何運ゲーさせてるんですか?って感じですね。今後もイベントでこのシステム採用するなら、いい加減ボーキを効率よく集められる遠征を追加してもらいたいです。謎にクッソ時間がかかる配置転換も意味不明です。リアル志向で・・・って話なら『離陸した』基地航空隊が『離陸後』に基地を襲撃されて影響が出る謎要素をまず無くそうよって話でしょ。周回のテンポ悪くさせて、ボーキ消費させて、運ゲー要素をさらに高めるって・・・このシステム、プレイヤーにとってはありがた迷惑でしか無いような気がするんですけど。「航空隊のお陰でボスを倒せた」って声もあるでしょうけど、このクソシステムが導入されたせいで『基地航空隊ありきのゲームバランス』でイベント海域のバランスが調整されるようになったので、むしろ活躍して当たり前ではないのか?と思うんですよね。それが現状では『運ゲー要素』を強める方向でしか機能していないって・・・本当にいるんですか、このシステム?




○失った資源
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イベント開始前の資源貯蓄状況

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イベント終了後の資源貯蓄状況

連合艦隊掘りやE4甲での大和型連続出撃&大破・中破祭りで、燃料・ボーキの消費率がとんでもないことになりました。ラスダン1回目出撃時に既に燃料が1万切ってるような状況だったので、1回で終わらせることができなければ泥沼化必至でしたね・・・。ラスダンでは、なけなしの洋上補給×3と間宮&伊良湖を消費して艦隊のコンディションを高めることに加えて、やや重めの決戦支援(戦艦×2・正空×2・駆逐×2)を出すという1回限りの博打に出た訳ですが、それが功を奏した・・・のかどうかは分かりませんが、結果的にゲージ破壊に成功しました。道中支援はゲージ削り時も含めて一切出していません。E4では出しても余り意味はないと思います。基地航空隊に関しては、編成が悪いのかこのシステムがクソなせいなのかは分かりませんが、ボスマスでは全く仕事をしてくれなかったので、それであればIマス通過時の大破・中破率を下げた方が良いと判断し、全部隊Iマスに集中させました。集積姫を行動不能にしてしまえばあとは大分楽でした。ボスマスに関しては、運改修・装備改修を十分に進めていなければ、洋上補給なしでクリアできる可能性がかなり低いと痛感した為、第二艦隊配備艦は基本的には夜戦連撃装備で出撃させました。(※雪風のみ魚雷CI装備)単なる偶然ですが、ラスダン時に聞いていた『シン・ゴジラ』のヤシオリ作戦BGMの終わりでちょうど北上様がゲージを破壊してくれたので、最高にテンションがあがりました。あ、これがギャンブル中毒か・・・ってぐらいには変な脳内物質がドバドバ出ていた気がします。これがあるから何だかんだ言いつつも続けてしまうんですよねぇ・・・。




○レア艦取得状況
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グラーフ掘りの時ほど沼らずに伊26とAquilaがドロップしてくれたのは不幸中の幸いでした。とは言え、いい加減連合艦隊で掘りをさせるのは止めて欲しいと切実に思います。伊26の方はともかくとして、正規空母のAquilaが弱すぎて「これほどまで泥率絞っておいてこの強さって・・・」と違う意味で驚かされました。なんなのこの弱火力・・・。そんなAquilaとは対象的にWarspiteが強いのなんのって・・・火力・燃費・英語力、全てが十分過ぎる程に強い。特に彼女の英語ボイスは、アイオワが顔面星条旗ブルーになるレベルで「ちゃんとした英語」を話していたのが良かったです。リスニング教材ばりの流暢さにビビります。


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既存艦のドロップはこんな感じです。2隻目の鹿島と天城が落ちたのは正直ビックリしました。まるゆが落ちてくれたらな~とは思っていましたが、今回のイベントでは1隻も落ちず・・・イベント海域を掘れるような余力も正直残っていないので、今回のイベントで課題に感じた『運改修』をどうしていくかを真剣に考えていかなければいけませんね。色々とストレスが増すイベントではありましたが、好きじゃなけりゃここまで続けてこれません。最早祈るだけ無駄な気もしてきましたが、次のイベントが毛根に優しいイベントになることを祈ります。

category: ゲーム関係

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『シン・ゴジラ』を14回観賞したバカによるシン・ゴジラ感想(長駄文&ネタバレなし) 

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文字通り大ヒット中の『シン・ゴジラ』ですが、本日の観賞で合計観賞回数14回を突破しました。


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現在残っている半券12枚

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14枚の内2枚は、リピーターキャンペーンの抽選応募の為に消費


○公開されるまでのあれこれ
3年前に公開された『パシフィック・リム』に、2年前に公開された『GODZILLA(ゴジラ2014)』の2作品は、国産のゴジラ映画はおろか、怪獣映画自体そのもの全く作られなくなってしまった為に、そこら辺の雑草を引き抜いてそのまま食ってしまうぐらいの勢いで飢えていた、自分のようなタイプの怪獣映画好きを十分過ぎるほどに満足させてくれた作品でしたが、その一方で「もう日本の怪獣映画では、到底太刀打ちできない」と痛感させられ、悲しくなってしまった作品でもありました。

ゴジラに関して言えば昭和もVSシリーズもミレニアムシリーズも、みんな違ってみんな良くてみんな好きです。嫌いなゴジラ作品はありません。しかしながら、自分の中で初代ゴジラ以降の「面白い」「面白くない」という評価は、いつの間にか他の邦画作品・洋画作品と比較しての評価では無くなってしまっていたんですよね。少なくとも自分は【他のゴジラ映画と比べてみてどうか、他の怪獣映画と比べてどうか】といった形で、FWまでのゴジラ映画を観て、自分の中で評価付けしていました。「怪獣映画は怪獣映画というジャンルの中だけで比較するべきだ」という意見もあるかもしれませんが、初代ゴジラが怪獣映画というジャンル内だけでなく、邦画・洋画問わず映画全体の中でも傑作と評価できるレベルの作品であった以上、理想的な怪獣映画はそういう評価基準で観ても「面白い」と感じられる作品だと思うんですよね。

今まで「平成ガメラ3部作以降で、パシリムやギャレス・エドワーズ版ゴジラに勝る部分が一つでもあるような怪獣映画が出たか?」と聞かれると、管理人は「無いけど何か文句あるのかこのタコ!」と泣きながら半ギレで答えざるを得ませんでした。ミレニアムシリーズを劇場で観ていたのは小学生の頃でしたが、今思えば子供ながらに『子供向け・マニア向け』で作られていることを感じていたのかもしれません。背鰭が尖ったビジュアルのゴジラを格好良く思ったり、ゴジラを超兵器で消滅させようとする壮大な計画にワクワクしたり、凶悪な白目ゴジラの大暴走っぷりに興奮させられたり、機龍の格好良さに魅させられたり、ノリと勢いとパスタの国からやってきたかのようなテンションの高い怪獣大乱闘にほっこりさせられたりしました。しかしながら、初代ゴジラを観た時に感じた「面白さ」と同格の「面白さ」を感じさせてくれたゴジラ映画は、ミレニアムシリーズ以外も含めてただの1作もありませんでした。そんな中で、純粋なエンタメ作品としてクオリティが高く、他ジャンルの映画と比較しても初代ゴジラ程とまではいきませんが「かなり面白い」と感じられる先述の2作品が登場したものですから、もうこれはいよいよ国産特撮映画も終わりだろうな・・・とすっかり思ってしまっていました。

ですので、2年前のギャレス・エドワーズ版ゴジラが世界的ヒットを記録した際に『東宝が新たなゴジラ映画を製作する』というニュースが出てきても、ハリウッド版のヒットにみっともなく便乗しているようにしか思えませんでした。しかし、そうは言ってもやはり気になってしまうのが怪獣好きの性というもの。そのニュースが発表されて以降、定期的に続報のチェックをするようにしていました。それからしばらくして、庵野秀明氏と樋口真嗣氏が新作ゴジラでタッグを組むという(個人的に)衝撃のニュースが出てきて「これは・・・これはもしかしてもしかしてじゃないか!!?」と、かなりテンションが上がったことをハッキリと覚えています。現代の日本特撮映画界のトップクリエイターであるこの2人が手がけるなんて話を聞いたら、そりゃあ当然テンション上がりますよ。しかしながら一方で不安もありました。樋口監督は平成ガメラ三部作で見事な成果を残されているように、特撮監督としては素晴らしい方だと思っています。ただ、特撮部分以外も含めて監督を努められた過去作では、特撮シーン以外は正直心に残る作品がありませんでした。庵野監督に対してはエヴァQでの一件があったので、ちょっとした不信感のようなものすら感じていました。初めて公開された特報映像で、逃げ惑う民間人が『クローバー・フィールド』のような映像で撮られていたこともまた、一層の不安を感じさせました。

それから暫くしてゴジラのビジュアルが公開。何を考えているのか分からない不気味な目に、歪な生え方をした牙・・・明らかに初代ゴジラを意識しているそのビジュアルを初めて見た時、不安7割・期待3割だったのが期待7割・不安3割に一転しました。そして、ゴジラが写る予告映像が公開され「他人の評価がどうであれ、個人的に観たかったタイプのゴジラ映画が観れるかもしれない」と思うようになりました。しかしながら、この時点ではまだ「銀幕に国産のゴジラがカムバックできたことだけで満足するべきなのだから、それ以上のことは求めずにいこう」とハードルを意識して低めに設定していました。そしていよいよやってきた公開日、12年ぶりに帰ってきたゴジラを歓迎するべく、エキスポシティのIMAXで初日・初回を観賞してきました。

そして、全てが吹っ飛びました。




○『シン・ゴジラ』レビュー(ネタバレなし)
8400

圧倒されました。ただただ、圧倒されました。

本作『シン・ゴジラ』は、初代ゴジラと同格の傑作映画であると断言します。これは、国産怪獣映画というジャンルの中での比較だけで結論付けた評価では断じてありません。ここ数年の間に公開された邦画・洋画と比較した上での評価です。徹底したリアリズム的展開に則ってストーリーが進行していくのが、とにかく最高すぎました。平成ガメラシリーズを初めて観た時からずっと思い続けてきた「1作でいいから、平成ガメラシリーズ並にリアリティを重視したゴジラ映画を撮って欲しい」という願望が、遂に実現したのですからテンションも上がります。リアリティ重視の結果として、行政執行者の方々(政治家・官僚)が会議をする場面はかなり多くなっており、その為か本作に対する否定的な意見として度々【会議室でのやり取りが多くて退屈】という意見を目にします。確かに会議室でのやり取りは、他の作品と比べると相当な時間を割いて描かれてはいるのですが『劇場版 機動警察パトレイバー1・2』が大好きな管理人にとっては「いいぞ、もっとやってくれ!」と感じられ、マイナス要素どころか本作における"最高なポイント"の1つにカウントされる要素だったので、正直全く苦には感じられませんでした。物凄いカット割りでテンポ良く会話がガンガン進んでいく上に、会議シーンにおける台詞も『必要最低限に絞りました』感が出ていたことと、会議の場でのやり取りで少なからずユーモアも含まれていたことも、そう感じるに至った理由かもしれません。「尻尾・・・?」「ええ、尻尾ですね」とか「それ、どこの役所に言ったんですか?」とか「え、動くの?」「そりゃ生き物だからな」といった、作り手が意図的にユーモアを含ませているやり取りの数々には、14回観賞して毎回クスリと笑わさせられてしまいました。

主役とも言える本作のゴジラについては・・・何を言ってもネタバレになりそうなので余り語ることができません。最初の登場シーンから度肝を抜かれること確実とは言っておきます。それ以外の所で言うと、今回のゴジラはとあるシーンで『初代ゴジラを上回る絶望感』を提供してくれます。初代ゴジラのとあるシーンで「ちくしょう、ちくしょう」と、とある登場人物が言うシーンがあるのですが、シン・ゴジラでは、その登場人物と同じことを私達"観客"が思わず言いたくなるシーンが出てきます。よもや2016年になって、1954年に公開された映画の登場人物が抱いていたであろう感情に、限りなく近い感情を抱くことになるとは夢にも思いませんでした・・・凄いことですよこれは。初代ゴジラが傑作であるのは間違いないのですが、観る度に思っていたことが1つあったんですね。それは『この時代の日本の"空気感"を知っている人でないと、本作を100%堪能することができない』ということです。戦後生まれー特に管理人のような所謂ゆとり世代の人間にとって、50年代の日本は最早別の国のようにすら感じられてしまって、自然と腑に落ちなかったりするシーンがちょくちょく出てきてしまうんですよね。初代ゴジラの作中で「また疎開ですか」と登場人物が言うシーンが出てくるのですが、これは特にそうだと思います。「"また"・・・?あ、そうか。戦後間もない時代だから、戦時中の疎開のことが『歴史の1ページ』としてではなく『実際に経験した記憶』として残ってるんだな」といった形で、考えを巡らせて初めてそこで腑に落ちる訳です。当時の人にとっては、このシーンが自然と腑に落ちていたであろうことを考えると、その作品が作られた"時代の空気"を知っているかいないかで、作品に対する見方も少なからず変わってくると個人的には思います。作られた時代の空気を色濃く反映するゴジラ映画ではなおさらですね。2016年現在の日本の空気を色濃く反映した本作が、第1作目の登場人物が抱いていたであろう感情に近い感情を"現在の日本"に生きている観客に抱かせるというのは、控え目に言っても『物凄いこと』だと思います。

時代性や空気感を反映させる側面が強いのはゴジラ映画の常だと思っていますが、そんなゴジラ映画の中でも本作はかなりそうした側面が強く出ている為か「これは自衛隊礼賛映画だ」「現政権を擁護する映画だ」といった意見を何回か目にしているような気がします。しかしながら、本作に関しては『作り手の政治思想』は全くと言っていい程、作品には反映されていないと断言できます。本作は政治思想という点で言えば"右"の色にも"左"の色にも染まって無い"無地"の作品ですね。色々な意見があることは重々承知していますが、本作に対して「作り手の政治思想(右か左かは関係なく)を感じた」といった類の感想があれば、それは感想ではなく『その感想を述べた人の政治思想を【『シン・ゴジラ』の感想】という形を借りて表明しているだけ』と見なしてもらって問題ありません。むしろ、見なしてもらわないと変なバイアスをかけて本作を観ることになってしまう為、積極的に見なして頂いた方が良いかと思われます。(未見の方は特に)

感想という点で言うと「これはゴジラ映画では無い」といった感想や「これはゴジラでなくてエヴァだ」といった感想を少なからず目にします。前者の感想については、正直「そう感じる人がいても仕方が無いのかな」と思ってしまいました。昭和・VSシリーズ・ミレニアムシリーズという、比較的似通った作り(本作と比較すると)であるシリーズ間ですら、ファンの間で対立が生ることが少なからずあることを鑑みると、致し方ないことでしょう。ただ、後者の感想に対しては「作品に作家性が出るのは当たり前の話なのでは・・・?」と疑問を持たざるを得ませんでした。むしろ「何故そこでエヴァが出てくるのか」といった感じですね。どの作品のどの部分とは言いませんが、エヴァ以前の庵野監督作品の方が、本作との共通点は遥かに多いと思います。巨災対の会議シーンで、エヴァのあの曲を流してしまったことが原因であるような気がしなくもないですが・・・。


<総括>
長い駄文で色々なことを語ってきましたが、本作は"間違いなく劇場で観るべき映画"です。2016年の日本の空気を自然に感じている(感じることができる)『今(2016年)の日本人』だからこそ、最大限に楽しむことができるという贅沢な作りをしている作品です。年数が経過してつまらなくなるような作品では断じてありませんが、作中の空気感と現実の空気感が限りなく近い"イマ"だからこそ、感じ入れる部分がある作品であることも事実です。銀幕に国産のゴジラ映画が戻ってきたということ自体が奇跡なのに、その戻ってきたゴジラ映画が『初代に匹敵するどころか、初代より秀でている部分もある』という更なる奇跡が重なった、まさに福音のような作品なのです!これを観てどう思うかは貴方次第。ですので、この記事の感想も含めて周りの感想は全て無視して、是非劇場で観賞してみて下さい。その価値がある作品であると断言致します。


総評:100点

category: 映画関係

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艦これ2016春イベントは何故面白くないのか 

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本日、艦これ2016春イベントを完全に終わらせました。当初の目標であった『艦娘のフルコンプ維持』『オール甲クリア』の2目標はギリギリの所で何とか達成。E7甲のラスダンで盛大に沼り、貯めていたプレゼント箱・菱餅を8割方消費し、補給増設・女神・補強増設を複数個購入したりと、もう形振り構わずブチ込んで漸く"良い乱数"を引くことができました・・・取りあえず目標は達成できたものの、叢雲改二と最上改を管理人のミスで轟沈させてしまったこともあって、強烈な『試合に勝って勝負に負けた』感が、クリア後の開放感に包まれている今も絶えず付きまとっているように思います。報酬艦のIowaはfu*king cuteな娘ですし、神風も大正ロマン感がよく出ていて非常にgoodです。ドロップ艦の面子も個性溢れる娘ばかりで、堀りを頑張って良かったと思わせてはくれました。しかしながら、戦いの熱が抜けた今振り返ってみても、今回のイベントが『史上最低のイベント』であるという個人的な評価に変化はありませんでした。その理由は大きく分けて2つあります。


①粗多き新システム『基地航空隊』
今回のイベントと同時に導入された『基地航空隊システム』ですが、この新要素の導入は完全に失敗だったと評さざるを得ません。基地航空隊が成果を出さないと、ボスマスの敵を撃破することが9割方不可能な難易度設定にしていることがまず意味不明です。イベントとは、今までプレイヤーが育成してきた艦娘と改修してきた装備の力をフルに活かすことのできる、言わば"発表会"のようなものです。その発表会の中に用意されている貴重な『発表の機会』を、愛着を持つに至っていないこの新システムが多く奪うような形にするとは、一体どういう判断なのでしょうか?新システムを導入だけしておいて、殆ど何の説明も無いのもまた意味不明です。艦これは確かに今までも、他のゲームで開示されているようなデータをマスクデータ扱いしたりしていますが、今回のこれは今までとちょっとレベルが違い過ぎます。無駄に時間がかかる配置転換や剥げた熟練度の付け直し作業で、莫大な資源と時間を費やす必要性が生じたりと、試行錯誤をするデメリットが余りにも大きい。海域突入時に基地航空隊の攻撃マスを決定した際、航空機の離陸音?らしきSEが聞こえるのにも関わらず、敵の航空隊に基地が攻撃されたら"離陸した"基地航空隊に被害が出るのも謎です。ゲーム演出とシステムの齟齬が生じているとでも言えばいいのでしょうか?多大な労力をプレイヤーに強いる一方で、成果を出さないことが余りにも多い為、ハイコスト・ローリターンの極みとでも言うべき状態になっており、艦これというゲームの運ゲー的要素をさらに強めてしまっています(悪い意味で)。テストプレイをした上でこのシステムの導入を決めたのなら、正直救いがありません。1人のプレイヤーとしては『開発する時間が無くてバランス調整をしている余裕が無かった』と思いたい所です。仮にそうだったとしても、未完成品を世に出している時点でアレではありますが・・・。

②運営面で目立つ失敗
あろうことか、前述した基地航空隊で『敵に想定していたダメージを与えられない不具合がある』ということで、イベントの途中で緊急メンテに突入しましたが、ここの対応も最低レベルでした。RTA勢に代表される"先行偵察組"の方々の労力をほぼ無駄にして士気を下げ、引退者を出したり攻略情報の伝達を遅延させるという具体的な形で、ゲームの重要な要素として掲げている"ゆるいソーシャル要素"にダメージを与えただけでなく、公式twitterで「緊急メンテ前に当該海域に挑んだ人全てに装備をプレゼントする」と読み取れてしまうようなツイートを行い、プレイヤーに『時間内に当該海域に到達しなければ損』という(誤?)認識を与えるといった扇動的行動まで行っています。今回の運営側の対応は最低かつ最悪なものでした。


今までもバランス調整に難があることは艦これの常でしたが、それを「そういうものだし仕方が無い」と割り切ってプレイする方が多かった結果、自らの運営姿勢を鑑みようとしなかった結果が、今回のイベントだったのではないかと思います。今回のイベントを『三周年という節目を迎えることを記念するイベント』として捉えた場合、そういった趣旨のイベントとしては、完全に失敗してしまっていると言って、決して過言ではありません。全員が楽しいと感じられるイベントを行うのは、如何なる努力を重ねても事実上不可能であるとは思います。しかしながら、節目を祝うイベントで多くの不満が上がっているという事実を真摯に受け止め、次のイベントを行う上でのフィードバックを行わなければ、コンテンツごと衰退していく道を辿るような気がしてなりません。

次のイベントが良いイベントになっていることを祈るばかりです。

category: ゲーム関係

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