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濁流のような日々の中で

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『マン・オブ・スティール』鑑賞 


新しいスーパーマンは果たして観客に受け入れられるのか?

今夏の数ある話題作の内の1作『マン・オブ・スティール』を先日観に行ってきました。ザック・スナイダーとクリストファー・ノーランがタッグを組んだと聞いてからというもの、日本での公開を『パシフィック・リム』の次に心待ちにしていたのですが・・・正直に言って、本作は微妙な出来の作品であると感じてしまいました。映像はド迫力極まりなく、バカみたいな額の製作資金が投じられているのだろうなと一目見て分かる程度には凄まじいものがあったのですが、問題は肝心要のストーリーの部分ですね。ノーラン監督の『ダークナイト』みたく、作品世界にリアリティや社会的なテーマを内包させることによって「"能天気に観れるただのアメコミ映画"という枠を超えた作品にする」という作り手の意気込みが作品の随所から感じられるのですが、あれもこれもと欲張って様々なテーマ・要素をちゃんぽんした結果、前作と比べると明らかな失速が見られた『ダークナイト・ライジング(ライジズ)』と同様の"迷作"と化してしまっています。

余り具体的に述べるとネタバレになってしまうので詳細な記述は避けますが、【圧倒的な力を持った存在を人類は受け入れてくれるのか?】というテーマと【人類の存亡をかけ異星人と戦う】というストーリーの展開が余りにも噛み合っていなさ過ぎるんですよね。噛み合っていないと言うよりかは、どこかB級らしい馬鹿っぽさを感じさせるストーリー展開が、真面目な内容のテーマが取り扱われている部分をぶち壊しにしてしまっている・・・と言った方が正確かもしれません。前半では『ダークナイト』のようなストイックな演出・描写で話が進んでいたのに、後半になるとそれが一転して『アベンジャーズ』のような"勢いだけが全て"を形容したかの如き演出・描写へと様変わりして話が進んでいくので、前半と後半の温度差の余りの大きさにどうしても違和感を感じざるを得ませんでした。そのことがかなり気になってしまったので、本作の登場人物達が苦悩する描写にイマイチ感情移入することが出来ませんでしたね・・・細かい不満点はまだいくつかある(頻繁にスーパーマンをキリストと重ね合わせる点や過去の回想シーンを挿入するタイミングやその順番など)のですが、管理人にとっての大きな不満点は兎にも角にもこの1点に尽きます。

先述した通り、映像の出来は本当に素晴らしいです。しかしながら、ストーリー部分とその映像が合わさった際に生じる不協和音が無視できないレベルであったことは管理人にとって致命的でした。ザック・スナイダーとクリストファー・ノーランの最強と思っていたタッグが"船頭多くして船山に上る"を地で行く作品の代表例を生み出してしまったとしか思えなかった点は、残念極まりない・・・としか言い様がありません。次回作(もしくは『ジャスティス・リーグ』)では1つのテーマが作品の最初から最後まで、統一された演出と描写によって描かれていることをただただ祈るばかりですね・・・『ダークナイト』初見時の驚きを再び感じさせて欲しいです。
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category: 映画関係

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