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濁流のような日々の中で

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『Halo 4』レビュー(シングルプレイ編) 

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おかえり、チーフ!

今回の記事はXbox 360専用ソフト『Halo 4』のレビュー記事となります。
■ストーリー

目覚めよ、チーフ。古 (いにしえ) との宿命の戦いが始まる。

謎に包まれた惑星 “レクイエム” に降り立ったマスターチーフを待ち受ける、復讐に囚われた悪意の存在と
想像を絶するテクノロジー。それは人類と全宇宙の運命が再び翻弄される新たな戦いの始まりだった。
『Halo 4』 のキャンペーンでは、人類存亡の危機を脱した 『Halo 3』 の物語の終わりから約 4 年後、宇宙空間を彷徨う戦艦 UNSC (United Nations Space Command : 国連宇宙司令部) “Forward Unto Dawn”で眠る伝説の英雄マスターチーフが AI コルタナの呼びかけにより目覚め、全宇宙の命運を脅かす未知の脅威に再び立ち向かう。






■レビュー
◯良い点
・現世代機最高峰のグラフィック
・モデリング全般
・フェィシャルアニメーション
・よりパーソナルな内容となったストーリー
・迫力のある武器サウンド
・マップのビジュアルデザイン
・キャンペーンモードのゲームバランス
・新敵の登場
・敵のAI

◯悪い点
マスターチーフとコルタナの声優変更(※日本語版のみ)
・より『スター・ウォーズ』的になってしまったストーリー展開
・全く印象に残らないゲームスコア
お馴染みのテーマ曲が流れない
・小型武器の2丁持ちが出来ない
・敵と比べて馬鹿さが目立つ味方のAI


DSC_0066.jpg
Halo 4通常版(アジア版)とHalo 4限定版(日本版)

日本では発売数ヶ月前になって唐突にマスターチーフとコルタナの声優変更が発表され、その声優変更の理由が『新参スタッフの個人的な思い』などという意味不明な内容であったこともあって、ファン全員が素直に発売を心待ちにすることが出来ない状況が続いていました。MSKKの公開質問状に対する回答が余りに酷かったこともあり、管理人も一時は本気で「4はスルーしようかな」と思っていましたが、発売前のリーク動画によりアジア版に日本語字幕が収録されていることが判明。これが管理人にとっての『救い』になりましたね…アジア版のお陰で、訳の分からない采配によってブチ壊しにされた日本語版Halo 4をプレイする必要性が皆無になったので本気で助かりました。本家(英語版)の声優の声は余り聞き慣れていませんが、どこぞの馬の骨とも分らない新参スタッフによって選ばれた日本版の新しい声優の声を聞き慣れるより、数百倍はマシなので迷わずに購入。そして今に至ります。


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著しい改善が見られるグラフィックとモデリング

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激しい戦闘中でもフレームレートは安定しています

●リッチなグラフィックがもたらしたもの
本作のグラフィックは、現時点ではXbox 360でプレイできるソフトの中で最も綺麗であると断言できます。人や敵、武器に乗り物のモデリングが前作と比べるとかなり情報量が多くなり、光源処理も非常に高度なものとなったのにも関わらず、どの場面でもフレームレートが安定しているのは「素晴らしい」と評価せざるを得ません。本作はフェイシャルアニメーションの方にも力を入れているのですが、前述したグラフィックの向上も相まって、カットシーンにおける登場人物たちのやり取りにおいて「映画並みの出来である」と言っても決して過言ではないようなリアリズムを持たせることに成功しています。グラフィックがゲームの全てとは思っていませんが、本作で『グラフィックがストーリー展開をとてつもなくエモーショナルなものにする瞬間』を目撃した今となっては、今後出てくるであろう次世代機用のゲームにおけるグラフィックの重要度は、かつてない程に高くなるのではないかと思わさせられました。


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前シリーズの敵"コヴナント"は今作でも登場

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新敵である"プロメシアン"

●旧敵との再戦、新敵との邂逅
前シリーズで登場した敵"コヴナント"とも本作では再び戦うことになるのですが、前述の通りモデリングがすっかり変わってしまっていることと、武器の音にかなり変更が加えられているので、戦闘にマンネリ感を感じることはありませんでした。それは良かったのですが、前シリーズにはあったコミカルな台詞(「よくもぼくのしんゆうをー!」等)を全く喋らなくなっていたのは少し気になりましたね。
コヴナントとは大きく異なる戦い方をする新敵"プロメシアン"の登場は、ナンバリングタイトル4作目となるHaloの戦闘に新鮮さを取り戻す役割を見事に果たしきっていると言えます。何より、その独特なデザインが素晴らしい!1作目で初めてフラッドと遭遇した時のような驚きこそないものの、外見が非常に特徴的なので、初見時のインパクトはそれなりに大きかったですね。


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AIとしての寿命が刻一刻と迫りつつあるコルタナ

●ストーリーはよりパーソナルに、ゲームプレイはよりリニアに
マスターチーフとコルタナの関係を描くことにストーリーの重点を置いたのは、新三部作"リクレイマー・サーガ"の出だしとしては悪くない判断だと思います。とは言え、些かパーソナルな物語にし過ぎた感じは否めませんね。二人の関係を描くことを重視する余り、他のストーリー的に重要な事項がいくつかなおざりになってしまっています。本作は、小説や過去作品の隠し要素の内容を知っていることを前提としてストーリーが進んでいる場面が多く(物語中盤に登場する悪役やリング03の設定等)、それらの内容を知らないユーザーを置いてけぼりにしてしまう危険性を多大に孕んでしまっています。かく言う管理人も、唐突に他の媒体の設定が何度か出てきた際に置いてけぼりにされそうになりました。本作で再び登場したコヴナントに関しても明らかに掘り下げが足りておらず、ストーリー上において何らかの形で補足説明をして欲しかったというのが正直な思いですね。そのことに加えて、本作のストーリーには『パーソナルな物語にし過ぎたが為に、全体的にややこじんまりとした話になってしまっている』という印象を感じました。

ゲームプレイの方にもまたちょっとした問題点があります。ゲームバランスには全くと言って良い程問題は無いのですが、過去作と比べるとゲームプレイがリニア(一本道)になり過ぎているんですよね。過去作ではサンドボックス的な開けた場所での戦闘が多く、また、攻略方法(どの武器を主体に戦っていくか等)もプレイヤーの自由裁量に任せられていたので、一本道といえば一本道なのですが"様々なゲームプレイをする自由"が存在していました。ところが本作では、開けた場所での戦闘が少なくなっている上に、意図的に特定の武器を使わさせようとしている場面が非常に多く、過去作では存在していた自由が無くなってしまっている場面の多さが目立ちます。本作のキャンペーンモードは少しレールシューター寄りになり過ぎですね。過去作と比べると盛り上がるシーンがかなり少ないこともまた、本作のストーリーにおける問題点の1つとして挙げられます。


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本作のスコアを手がけるのは、Massive Attackの共同作曲者として知られるNeil Davidge氏

●『Haloらしさ』が薄れてしまったゲームスコア
前シリーズにおいてMartin O'Donnell氏が手がけたゲームスコアは、Haloという作品そのものを象徴しているといっても過言ではないぐらい独創的かつ素晴らしいものでした。本作ではそんな同氏のスコアを一新し、Neil Davidge氏が手がけた新たなスコアを採用しているのですが、この新しいスコアがHaloを象徴するに足るスコアに仕上がっているかどうかと聞かれれば、答えは「否」です。スコア自体は決して悪い出来ではありません。悪い出来では無いのですが、余りに映画音楽然とし過ぎていて没個性的なんですよね。何と言うか・・・本作のスコアは最近の洋画で使われていそうな、ごくありふれた感じがします。新しいシリーズを始めるにあたって、新しいスコアを採用する必要があったことは理解できますが「お馴染みのテーマ曲まで廃する必要は無かったのではないか?」と思わざるを得ませんでした。テーマ曲らしいテーマ曲が無いことが新スコアにおける最大の問題点ですね。


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次回作は新キャストのままで行くのか、それとも・・・?

●声優変更の結果
当ブログ及び当記事中において何度も声優変更に対する不満を書いているので、今更改めて言う必要は無いでしょうが、管理人は今回の声優変更について快く思っていません。日本語版の冒頭部分を興味本位でプレイしてみましたが、コルタナに関しては辛うじて許容できました(とは言え、終盤の展開のことを思えばやはり変えるべきで無かったとは思います)。しかしながら、マスターチーフに関しては「これは酷い」の一言に尽きます。念の為に言っておくと、声優さん自体の演技に問題はありません。問題なのは、マスターチーフの声質とかけ離れている声優さんをマスターチーフ役としてチョイスしたMSKKローカライズチームの決定ですね。何を考えて小山力也氏をチョイスしたのかは知りませんが、ファンに全く歓迎されないどころか反対運動までされてしまい、新規ユーザー獲得にも繋がらなかった今回の采配は、控えめに見ても大失敗にしか見えません。次回作のローカライズに望むことは、『キャストを前シリーズのキャストに戻すこと』と、『戸島氏を筆頭とする、今回の采配を決定したローカライズチームメンバーの左遷』の2点です。噂によると、発売少し前の東京で開催されたイベントにおいてファンに問い詰められた際に、今までの発言と矛盾するような言い訳をしていたみたいですが、ただただ不愉快ですね。金輪際二度とHaloに関わってもらいたくありません。


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アジア版を買う場合は『中英合版(英文語音)』の表記があるかどうかを確認しよう

●総括
キャンペーンモードに不満が無い訳ではありませんが、総じてクオリティが高い内容に仕上がっていることは誰もが認めることだと思います。343iは最高の仕事をやってのけてみせました。CoD:BO2の出来がFPSというジャンルに革命を起こすようなものでない限り、今年度のシューター部門におけるGOTYは本作で決まりと言っていいでしょう。Xbox 360を所持しているのなら見逃すことが出来ないタイトルであることに間違いありません。しかしながら、前述の通り日本語版のローカライズ品質が余り良くないので、購入されるのであれば北米版、もしくは※アジア版(※英文語音版と中文語音版の2種類存在するので、アジア版を購入する際はこの点に十分注意して下さい。パッケージの左上に『中英合版(英文語音)』と表記されている方でのみ、日本語字幕+英語音声でのプレイが可能となります。)のどちらかにされた方が良いでしょう。特典に本編以上の魅力を見いだせる方以外には、とてもじゃないですけど日本語版はオススメ出来ません。ジャック・バウアーなマスターチーフが見たいのであれば止めはしませんが・・・。


総評:85点


Halo 4 (輸入版:アジア)Halo 4 (輸入版:アジア)
(2012/11/06)
Xbox 360

商品詳細を見る

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category: ゲーム関係

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