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濁流のような日々の中で

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『Fate/EXTRA CCC』レビュー 

ccc_01.jpg
待望の"EXTRA"続編が遂に登場!

今回の記事は、PSP用ソフト『Fate/EXTRA CCC』のレビュー記事となります。
全ルートを終えるのに中々時間がかかってしまいました。総プレイ時間は116時間程です。


■ストーリー
舞台は『フェイト/エクストラ』と同様である。
しかし『エクストラ』の世界を生み出している霊子コンピュータに致命的なエラーが発生し、
世界そのものの在り方が変異した、まったく新たな物語が展開。


カギを握るのは、『フェイト』シリーズの登場人物として知られる桜。


書き換えられた聖杯戦争
淫靡で妖艶な物語が、いま幕を開ける。


「少女の情念」、そして月を焦がす愛の詩。
破綻した聖杯戦争を舞台に語られるもう一つの"EXTRA"



OPアニメの製作は『物語シリーズ(化物語・偽物語)』や『魔法少女まどか☆マギカ』等で知られるシャフトが担当




■レビュー
◯良い点
・奈須きのこ氏謹製のボリューミーなストーリー
・前作より圧倒的に増加したボイス量
・サーヴァントENDの追加
・激増したイベントシーン
・一部改善された戦闘システム
・新サーヴァント(ギルガメッシュ)の追加
・CERO D指定の限界に挑んだ淫靡な描写

◯悪い点
・やりこみ要素の少なさ
・スキルポイント割り当て制の廃止
・ネットスラングの多用
・周回プレイに適さない強制イベントの多さ


ccc_02.jpg
サーヴァントの好感度が既にある程度高まった状態からゲームはスタート。

ccc_03.jpg
新サーヴァントとしてギルガメッシュが参戦。選択肢の選択を誤ると、即DEAD ENDに直行します。

●改善されたゲーム要素
「発売未定!延期上等!」がモットーな型月作品の例に漏れず、発売延期を何度か繰り返して最終的に発売が1年近くズレ込むこととなった本作『Fate/EXTRA CCC』ですが、幸いにも"発売が延期されたゲームは出来が微妙になる"というジンクスにハマることなく、全国のEXTRA成分に飢えるに飢えたファン(管理人を含む)を満足させるに足るだけのステキな作品に仕上がっていました。前作をプレイしたファンからの意見を完璧では無いながらもフィードバックした、ゲームシステム面における諸々の改善(戦闘のシビアさの緩和・ボイス量の増加・サーヴァント個別ENDの追加等)は、前作の仕様に苦しめられた・・・は言い過ぎにしても、色々と悩まされたことは紛れも無い事実ですので、素直に有り難かったです。特に『戦闘開始時のオートセーブ追加』や『アリーナ内にセーブポイント追加』といった改善点には感極まるものがありましたね。これを"単なるヌルゲー化"と評される方もおられるかも知れませんが、前作の『アリーナ内での途中セーブがどのような形であれ一切出来ない』という仕様の為に、数時間にも及ぶ単純作業の成果(レベルアップ)が一瞬の油断で水泡に帰す経験を何度もしてきた管理人にとしては、"地獄に垂れる蜘蛛の糸と同じぐらい有り難みのある素晴らしい救済策"であると評価したいです。これでもう、時間を無駄にせずに済むのですから・・・。


●素晴らしきかな、マルチエンディング
前作をプレイしたファンの嘆き願望であった"サーヴァントENDの実装"は、本作における新要素の中でも最もファンを喜ばせた要素であることに間違いはなく、少し物足りなさを感じてしまったENDや余りのブッ飛びっぷりに唖然とさせられるENDも中にはあったものの、概ね良い出来となっていました。その中でもギルガメッシュルートとCCCルートに関しては、頭ひとつ抜きん出た完成度の高さを誇っています。ギルガメッシュルートにおいてはギルガメッシュというキャラの深い掘り下げがなされ、一見すると『暴虐非道の王』にしか見えない彼の属性が、何故<<混沌・善>>であるのかがよく分かる数々のエピソードが描かれており、原作であるstay nightとその過去話であるZeroにおいて悪役的ポジションに収まっていた彼の、意外とも言える一面を垣間見ることが出来ます。

そして本作の物語における諸々の謎の"解答編"とも言えるCCCルートですが、このルートの出来がすこぶる良かったですね。CCCのテーマである『少女の情念』と『エロス』を見事に描ききっている点も素晴らしかったのですが、何よりもまず、最近は色物系ヒロインとして扱われている感が非常に強かった桜を圧倒的なヒロイン力を伴った"メインヒロインの1人"として描かれていた点が、個人的には凄く嬉しかったです。SNの桜と別人なのは分かっているのですが、それでもやはり嬉しいものは嬉しい!
そうした要素に加えて、随所に散りばめられたhollowを彷彿とさせる諸演出に、色々な意味でインパクトありまくりな真のラスボス、そして戦いの終わりに待ち受けるエンディングーーといった要素が綺麗にまとまっていることを鑑みると、このCCCルートこそがFateの派生作品であるFate/EXTRAの集大成的ルートであると言っても決して過言ではないかと思います。




ccc_04.jpg
"じゃんけんゲー"と揶揄されがちな戦闘システムは前作から大きな変化無し。

ccc_05.png
アリーナの広さは前作の2~3倍程度の大きさに。

●残された課題
ストーリー面では色々な面で大きな躍進を遂げている本作ですが、肝心のゲームシステムの方はというと、特にこれといって大きな躍進は無く、良くも悪くも前作の問題点を改善するだけに留まってしまっています。前作の問題点の改善をすること自体は大いに歓迎なのですが、そうした改善だけではなく、戦闘システムのテコ入れをして欲しかったというのが正直な感想でしょうか。
ある程度プレイしてエネミーの行動パターンが開示されてしまうと一気に作業感が増してしまうのは仕方がないにしても、相手の行動パターンを読むのが前作同様に半ば運頼みになってしまっている点はどうにかして欲しかった所ですね。そのことに加えて、前作であった魂の改竄(RPGで言う所のステータス振り分けシステムのようなものです)がなくなり、自鯖を自由に育成することが出来なくなってしまっていたことも個人的には残念な点でした。一定量のサクラメント(ゲーム内のお金です)と引き換えに、一定量のステータスポイントを割り振ることが出来るシステムでも搭載してくれていれば、やりこみ要素も増えるわサクラメントの駄々余り問題も解決するわで、とにかく万々歳な結果になったと思うんですけどね~。まあ無いものねだりをしても仕方がないのですが・・・。


<<総括>>
前作をプレイして尚且つ前作を気に入ったプレイヤーなら、本作はほぼ間違いなく楽しむことが出来るでしょう。ただ、新規ユーザーに関して言えば、本作は前作のファンディスク的な内容の続編である為、正直余り楽しむことが出来ないのではないかと思います。と言うのも、前作で真面目だったキャラを本作ではっちゃけさせて笑いを誘うといったような、前作とのギャップを楽しむイベントがかなりあるんですよね。ですので、本作をプレイされる前にまずは前作からプレイされることを個人的にはオススメしておきます。


●各ルート総評
セイバールート: 4.0/5.0
キャス狐ルート: 3.0/5.0
アーチャールート: 3.5/5.0
ギルガメッシュルート: 4.5/5.0
CCCルート: 4.9/5.0


総評:80点


フェイト/エクストラ CCC 通常版 (特典無し)フェイト/エクストラ CCC 通常版 (特典無し)
(2013/03/28)
Sony PSP

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